借りているという意識を持つ

借りているという意識を持つ

賃貸物件の居住者が退去する際には必ず原状回復の義務が発生します。原状回復とは、経年劣化のような自然の消耗を除き居住者の過失によってできたキズや汚れを修復し元の状態に戻すことをいいます。毎日自分が生活しているわけですから、何年も住んでいるとどうしても雑になってしまうこともあるかと思います。しかし、あくまでその部屋は借り物なのです。例えば、友人からゲームや本を借りたことがある人という人は多いと思いますが、そういうとき、無駄なキズや汚れがつかないように自然と丁寧に扱うようになります。これは所有者が自分ではなく、他人である事を理解しているためです。自分の所有物であれば、人によって違いはありますが、過剰なまでに丁寧に扱うということはないものです。賃貸物件にも同じことがいえます。分譲や持ち家といった自分の所有物であれば、長年生活する中である程度のキズや汚れが気にならないなんてこともあります。しかし、賃貸物件はあくまで不動産会社から借りている部屋なのです。そのことを常に意識していれば、キズをつけてしまったり、カビやサビのように落とすのが難しい汚れを付けてしまったりしないように、普段から気をつけ、友人から借りたもののように丁寧に扱う事ができるのではないでしょうか、そうすれば、退去時に原状回復の義務を負うリスクを低減できるのではないでしょうか。それでも、自分では対処できない事態に陥った場合は、当サイトへご相談ください。